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トレインスポッティング

 
 
アーヴィン・ウェルシュ原作「トレインスポッティング」。
 
 
 
出世、家族、大型テレビ、洗濯機、車、CDプレイヤー、健康、低コレステロール、保険、固定金利の住宅ローン、マイ・ホーム、友達、レジャー・ウェア、ローンで買う高級なスーツとベスト、単なる暇つぶしの日曜大工、くだらないクイズ番組、ジャンクフード。
 
豊かな人生。そんなモノに自分は一切興味がないのだと主人公「マーク・レントン」は語る。しかしながら腐った仲間とツルみ催すは自堕落で退廃的なその場しのぎで先のない人生、これに対しては良い加減に飽き飽きしてもいるのだ。
 
不安、焦燥、退屈、緊張、万事は全て薬が解決してくれる。彼等は事がスムーズに運べない、うまくコントロールできない、そんな事柄に出くわす度、薬をキメては全てをウヤムヤにしながら日々を凌ぐ。
 
一度は薬中毒から脱し地元から離れ真人間になろうと不動産営業職を手に入れたレントンであったがすぐに元の生活へと逆戻り。彼等の行動はカタチこそ変えれど、その顛末はいつも同じ。環境、ドラッグ問題、悪友との関係、何一つ変化させる事はなく同じ場所を延々とグルグル廻っているだけ。
 
変えたくても変えられない。その様な自分の人生のループに終止符を打ちたかったレントンはクライマックスで仲間と共に稼いだ金を盗み1人で街を出ていく、豊かな人生についての明るい展望を述べながら。
 
主人公一行が中盤あたりまでずっと同じ行動の繰り返しで話が進展しいかない感は否めない作品であるが、それもこれも全てはレントンが最後に街を出ていくシーンのために見せているシーンな様な気がしなくもない。
 
名作映画「ロックストック&トゥースモーキングバレルズ」にシナリオや演出、作品の雰囲気が似ていると思ったがこちらの方が2年程公開が早い。思うにこの映画に感銘を受け、真似る映画関係者が多いのだろう。
 
「最後のシーンのためだけに存在する」そんな映画であるが見る価値は間違いなくアリ。
 
 
 
 
ユアン・マクレガー ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2017-09-06
 
映画/ドラマ
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