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押切蓮介

 
世界最強のダウナー自伝漫画家「押切蓮介」。
 
 
巷では「ハイスコアガール」が持て囃されていたり「ミスミソウ」が映画化されたりと彼が描くフィクション作品ばかりが注目されている様子であるが「押切蓮介」というこの男が持つマンガのセンスがこれでもかと言わんばかりに溢れ出ている作品は彼が描く自伝マンガにある。
 
 
 
話の面白さ、構成力、ネタのチョイス、セリフ選び、魅せ方、彼の漫画家としての才能の真髄は全てこの自伝マンガに集約されていると言っても過言ではない。
 
 
 
その中でも彼の半生を綴ったマンガ「猫背を伸ばして」は自伝漫画としての完成形。過去に読んできた全てのマンガの中で最も内容に興味惹かれる作品であるかもしれない。
 
 
 
出だしは作者が「でろでろ」という妖怪・心霊マンガの連載の仕事を受け持っているトコロから始まる。特に人生に絶望って程でもないが、良いというワケでもない。そんな場面から少しずつ行動するにつけ彼は何かと思うトコロがあったり、自身の子供時代~バイト時代の思い出を振り返ったりしながらストーリーは派生してゆくのである。
 
 
 
特に衝撃的なラストが待っているワケでもない、日々フラットな日常生活の中で感じた出来事や彼の余りウマくいっていたと言い難い過去の経験談を描いているマンガなのである。
 
 
 
これ以外にも妖怪・心霊マンガ「でろでろ」の単行本巻末に自身の経験・体験を描いていたり、少年時代を綴ったマンガ「ピコピコ少年」シリーズ、自身の母親の生い立ちに迫った「HaHa」などがありどれもトップクラスの面白さを誇るオススメの逸品。
 
 
押切 蓮介 太田出版 2013-10-16
 
押切 蓮介 太田出版 2015-02-05
 
押切蓮介 太田出版 2011-11-29
 

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