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「THUG LIFE」(サグライフ)とネットミーム

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「THUG LIFE」と「ネットミーム」 

 

 

いつ頃だっただろうか、YouTubeのリンクをどんどん辿っていくと「THUG LIFE VIDEO」というタイトルの動画に遭遇した。

 

BGMには頭の悪そうないかにもなヒップホップ、「我が道を行く」ような行動を取っている人の映像を映し出し、オチにその人物にサングラスやキャップなんかを付け足して最後に「THUG LIFE」の文字をひとさし入れる。そんな「我関せず」な態度を貫き通す人間を黒人ラッパー風に仕立てあげるという遊びが一時期ネットで流行し、多数の動画投稿者がこれをマネた二次創作を作成した事をキッカケに爆発的な人気を呼び人々の間に浸透していった。

 

そして俺はこれらネットを媒介として流行し、どこが発祥なのかも定かではないがいつの間にか暗黙の了解的なままに定着し文化になっていく一連の流れというか大局的なモノの動きというものに非常に興味をそそられるのである。

 

この様な現象には「ネットミーム」という固有名詞が付いている。ネット上で模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディアのことを指すそうだ。このネットミームという現象はある特定の地域に限った話ではなく世界中どこででも同じ様なものが見られる、日本国内で例をあげるなら「Syamu_game」や「淫夢系動画」等がそれにあたるだろう。

 

俺はいつしかこのネットミームと呼ばれるものに興味をそられるようになってゆく。

 

「野獣先輩」と「電子生命体」

 

 

俺がこのネットミームについて最も興味をそそられる点は「ネット上にオリジナルとは別の生命を誕生させる」という事にある。

 

この事について「5ch掲示板」をはじめとし、現在も「ニコニコ動画」で話題となっている「野獣先輩」と絡めて解説していこう。

 

野獣先輩とはホモビデオに出演しネットで話題となったとある男性の愛称である。

 

彼が出演したホモビデオはひょんな事から5ch掲示板利用者達の目に留まり、世界中の動画サイトへと拡散されていった。その後、独特な面白さがあったためか動画を見た視聴者達によりオリジナルの映像を用いたMAD動画等の二次創作が大量に作成される。

 

元のホモビデオ映像からは彼本来の情報というのはほとんど開示されていない。少なくともそこからは現実の彼の性格や言動等を含んだ人間性というものはほとんど見えてこないのである。それにもかかわらず二次創作等で更なる盛り上がりを見せた名前すら判別されていない彼は、動画を視聴した人々の間でいつの間にか「野獣先輩」と呼ばれるようになり、漠然とした「イメージ」として形成されていった。

 

それは現実世界に存在する実際の彼とは異なるものであろう、しかし動画を通して人々が思い描く野獣先輩ののイメージはいつの間にか現実に存在するオリジナルの個体とは別のキャラクターとしてインターネットの世界で一人歩きしていった。

 

5ch住民達によるホモビデオの拡散というネタから始まったこのネットミーム、この様なネットを媒介とした流行は人々の間で瞬く間に伝播されてゆく、それと同時にコンテンツを知っている人々の中にはいつしかそのコンテンツに対し「かくあるべき」というイメージが確立されていくのだ。そのイメージは流行の過熱と共に肥大化していき次第に電子の世界で具現化されてゆくのである。

 

「野獣先輩」というキャラクターはネットミームを皮切りに人々の間で共有されているイメージがインターネットという2次元上で具現化しカタチとなった電子的生命体である言えるのではないだろうか。それはオリジナルである本体から分離した別個体として今もインターネット上に実存しており、コンテンツが100%完全に消滅しないかぎり未来永劫この世に残り続けるのである。動画を通して思い描いた人々のイメージを媒介として「野獣先輩」という名の電子生命体がインターネットの世界に生まれたのだ。

 

今でも「野獣先輩」はインターネットという電子の世界で生きているのである。

 

THUG LIFE ESPECIAL THUGS QUE SE DERAM MAL – Parte 2
Like a BOSS//THUG Life #8

 

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